• 2021年1月22日

『チェンソーマン』、『ミステリと言う勿れ』…、2021年『鬼滅の刃』に続く人気作品は?総合電子書籍ストア「BookLive!」のベテラン書店員が「2021年にヒットするマンガを大予測」を発表


2021年1月22日

『チェンソーマン』、『ミステリと言う勿れ』…、
2021年『鬼滅の刃』に続く人気作品は?
総合電子書籍ストア「BookLive!」のベテラン書店員が
「2021年にヒットするマンガを大予測」を発表

~男性向けマンガ&女性向けマンガ、それぞれ3作品をピックアップ!~

凸版印刷株式会社のグループ会社である、株式会社BookLive(本社:東京都港区・代表取締役社長:淡野 正)が運営する総合電子書籍ストア「BookLive!」は、ベテラン書店員による「2021年にヒットするマンガ大予測」を、1月22日(金)に発表しました。

 
『鬼滅の刃』が社会現象級のヒットとなった2020年は、コロナ禍の影響もあり、在宅で楽しめるエンタメコンテンツの一つとして、マンガの需要が一層高まった年でもありました。そして迎えた2021年、マンガ業界での次なるヒット作品は何が来るのか?これまでの ヒット要因や傾向・時流などをふまえて、「BookLive!」のベテラン書店員として活動し、年間2000冊以上のマンガを読破する書店員すず木と、アラサー女子の悩みにマンガで応える書店員えい子による「2021年にヒットするマンガ大予測」を発表いたします。
男性向けマンガは書店員・すず木が、女性向けマンガは書店員・えい子が、それぞれ3タイトルずつご紹介します。

■書店員紹介
【書店員すず木 プロフィール】
総合電子書籍ストア「BookLive!」で働くプロ書店員。2005年より電子書籍サイトの運営に携わり、年間に読むマンガの冊数は2000冊以上。「面白いマンガを多くの人に読んで欲しい」をモットーに、「BookLive!」でおススメのマンガを紹介し続けています。
特集ページ「月刊 書店員すず木」:https://booklive.jp/feature/index/id/tk_osusume_acv
 
【書店員えい子 プロフィール】
総合電子書籍ストア「BookLive!」で働くプロ書店員。マンガや書籍のトレンドをキャッチしながら、書店公式のInstagramで日々情報発信を行っています。
BookLive! 公式Instagram:https://www.instagram.com/booklive_official/
 
■2020年の振り返り:男性マンガは言わずもがな『鬼滅の刃』、女性マンガは『わたしの幸せな結婚』
もはや言うまでもない大ヒット作品、BookLive! の年間ランキングでも総合1位に輝いた『鬼滅の刃』ですが、少年マンガでありながら、アニメ化をきっかけに女性ファンが急増。10月に公開された劇場版は1月時点で驚異の興行収入350億円を突破し、幼児から中高年にまで知られる作品となりました。読者層を広げるきっかけとして「アニメ化」は外せない要因と言えるでしょう。
また、女性マンガではノベルのコミカライズ作品『わたしの幸せな結婚』がWEB広告をきっかけにヒット。ややもすると心がささくれ立ってしまうような時代だからこそ、心温まるピュアなストーリーが多くの女性読者の心を捉えました
【年間ランキング2020】
各ジャンルTOP50を紹介しています。(2020年11月27日発表)
https://booklive.jp/feature/index/id/annualrank
 
 
■書店員すず木が選ぶ!2021年にヒットする男性向けマンガ3作品
①『チェンソーマン』

著者名:藤本タツキ
出版社:集英社
https://booklive.jp/product/index/title_id/582763/vol_no/001
 
【あらすじ】
悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!!悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

【書店員すず木のコメント】
TVアニメ化発表!映像化をきっかけに大ヒットの予感…!
主人公が「体からチェンソーが生えた魔人」に変身する、という斬新な発想と、インパクトのあるルックス。そして彼の戦い方は非人道的かつ凄惨で、まさに悪魔的…!それでいて、主人公の性格は底抜けにお気楽。これまでにない「少年マンガの主人公」像に衝撃を受けました。
大きく変形した大胆なコマ割りや粗いタッチも画に迫力を生み出して、他に類を見ない世界観を作り出しています。
そして、主人公をとりまくキャラクターもそれぞれが魅力的で、物語を重層的にしています。
 
惜しまれつつも第1部の連載は2020年12月に完結となりましたが、新たに第2部の連載がスタートすることも発表されています。
アニメ化されることも決定しており、『ドロヘドロ』『呪術廻戦』など、ハイクオリティな作品で高い評価を得ている制作スタジオ・MAPPAが手掛けるということで、アニメファンからも注目が集まっています。
どのように映像化されるのか、私自身とても気になっていますし、『鬼滅の刃』『呪術廻戦』と、アニメ化をきっかけに原作マンガも大ヒットする現象が起きている昨今、同様の道をたどるのではないかと、非常に期待しています。
 
②『カッコウの許嫁』
著者名:吉河美希
出版社:講談社
https://booklive.jp/product/index/title_id/754398/vol_no/001
 
【あらすじ】
超お嬢様JK・天野エリカと定食屋の息子・海野凪。実はこの二人、なんと赤ちゃんの頃に取り違えられた子ども同士。しかも、実の子も育ての子も可愛い両親×2により、なんと許嫁関係&同居生活を送るハメになってしまう!運命の悪戯に翻弄される二人の日常、その行方は──!?
【書店員すず木のコメント】
王道+α!ラノベ的な要素も含みつつ、幅広い年齢層から支持されそうな作品!
ある意味王道の一つである「親同士が決めた許嫁」設定。しかしその一方で、マンネリになりがちという問題も…。
その中でこの作品は、「取り違えられた子ども同士」という要素を入れることによって、新鮮な印象と、先の読めないジェットコースター的な展開を読者に与えてくれます。また、ところどころに散りばめられた「秘密」とされている要素が、この先どう明かされていくのかも気になります。
描くのは『山田くんと7人の魔女』『ヤンキー君とメガネちゃん』の吉河美希先生。流石、ヒロインをはじめサブキャラクターもそれぞれ可愛くて魅力的です!まるで個々の読者のツボをしっかり把握しているかのよう…自分の「推しキャラ」を見つける楽しみもありますね。
 
最初は恋愛感情のなかった凪とエリカですが、この二人の気持ちがどう変化していくのか、最終的に凪は一体誰と結ばれるのか!?ある意味壮絶な恋の物語です。2021年1月には単行本5巻が発売になり、さらに波乱の展開へ…。
『五等分の花嫁』に追随する大ヒット作となるか、メディア化などの展開はあるのか、目が離せません。
 
③『よふかしのうた』
著者名:コトヤマ
出版社:小学館
https://booklive.jp/product/index/title_id/675681/vol_no/001
 
【あらすじ】
不眠が続く中2・夜守コウは、初めて一人外に出た夜、美しい吸血鬼・七草ナズナと出会う。「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」彼女との二人きりの夜ふかしが、コウの運命を大きく変えていく――。
 
【書店員すず木のコメント】
設定は不動の人気を誇る【吸血鬼×恋愛】。でも普通のラブコメとは一味違う、マンガ全体に漂うしっとりとした深夜の空気がクセになります。
駄菓子をテーマにしたラブコメ『だがしかし』で人気を博した、コトヤマ先生の最新作です。前作とはがらりと異なり、夜を舞台とした独特の世界観に、つい引き込まれてしまいます。
吸血鬼×恋愛という人気のテーマですが、「男性の吸血鬼と人間の女性」という定番とは逆で、「女性の吸血鬼と人間の男の子」という組み合わせに新しさがあります。
 
眠りたいのに眠れない少年・コウと、眠りにつく直前の人間の血を求めている吸血鬼・ナズナ。利害が一致しているようで、どこかちぐはぐな二人の関係が、じわじわと少しずつ進展していく…そんな様子を見守るのがとても楽しく、心地よいです。
テンポの良い会話に、文学的なセリフやモノローグの数々も印象的。思春期ならではの屈折と、キャラクターの可愛らしさ。随所に著者のセンスを感じます。
おうち時間が増えている昨今、ぜひ夜にひっそりじっくり、味わうように読んでいただきたい作品です。
 
■書店員えい子が選ぶ!2021年にヒットする女性向けマンガ3作品
①『ミステリと言う勿れ』
著者名:田村由美
出版社:小学館
https://booklive.jp/product/index/title_id/484330/vol_no/001
 
【あらすじ】
そんなつもりは全然ないのに、なぜか物事の本質をあぶりだしてしまう、謎めいた天然パーマの青年・久能 整(くのう ととのう)。彼がさまざまな事件を解決する新感覚ストーリー!
 
【書店員えい子のコメント】
真実は人の数だけある。多くの価値観を受け入れていく時代に、自分の心を柔軟にしてくれる主人公が人気の予感…!

圧倒的なスケールの世界観と人間の在り方を問うファンタジー長編『7SEEDS』で知られる田村由美先生の最新作は、意外にも現代が舞台です。
「なぜ娘はお父さんを臭いと言うのか?」「なぜ人を殺してはいけないか?」その答え、あなたは考えたことはありますか?
一見事件に関係ないような雑談や、豆知識的な情報から、事件が少しずつほぐれて解決していく様子はまさに新感覚。
「事件が起こって、頭の切れる人物が推理をして、犯人を当てて捕まえる」そんな従来のミステリのお約束をぶった切る、ミステリのようでミステリじゃない不思議な世界観に、ハマる人が続出しています!
WEB広告でも様々なシーンが取り上げられ、SNSでも話題になっている本作。
巻数が増えて人気が高まりつつある今、そろそろドラマ化などをして人気爆発してほしいという期待を抑えられません!
 
現代社会において、自分と異なる無数の意見があることに圧倒されている人も多いことでしょう。周りの人の主張を柔軟に受け入れ、自分なりの価値観を築いていくことが必要になっていく時代。
意外な考え方のコツを教えてくれる整くんは、新しい時代に戸惑う人たちにとって参考になる存在になるはずです!
 
②『ゆびさきと恋々』
著者名:森下suu
出版社:講談社
https://booklive.jp/product/index/title_id/687126/vol_no/001
 
【あらすじ】
女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…!?
 
【書店員えい子のコメント】
2次元の会話を新しい技法で立体的に見せてくれるマンガ!作品を読んだ人の口コミから、今年さらに話題になりそう!
主人公が聴覚障がいの女の子の漫画、というとハードルが高く感じてしまう人も多いかもしれません。
けれど、この作品は雪のまっすぐな性格と彼女の周りの人たちの身近な日常と恋を描いた物語。
社会問題や道徳的なテーマとしてではなく、口の動きをよんだりスマホを使ってコミュニケーションする雪や周りの人たちの様子がとても自然なので、身構えずにぜひたくさんの人に読んでほしい作品です。
吹き出しの色が薄くなったり、文字の向きが一部だけ変わったりと、耳が聞こえない雪が感じる会話をマンガの中で表現する工夫の数々にも驚かされます。
 
コロナ禍で、誰かに直接会って話すことが難しい状況が続いています。不慣れなオンラインでの会話にも、誰かと話したい一心で参加したという体験もよく耳にしました。
場所や状況が違っても大切な人と気持ちを分かち合いたいという気持ちを丁寧に描いた本作は、コミュニケーションの大切さを痛感した時代だからこそ、多くの読者に響いていくのではないでしょうか。
また、2020年10月に発売された最新3巻では、二人の関係に驚きの変化があり、次の巻が待ち遠しくなること間違いなし!どんどん高まる胸キュンで、さらに大ブレイクの予感です。
 
③『ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~』
著者名:星来
出版社:コアミックス
https://booklive.jp/product/index/title_id/833345/vol_no/001
 
【あらすじ】
ルックスの良さで、同級生から一目置かれる女子大生・輝夜雛姫。そんな彼女には誰にも言えない秘密があった。それは、とある配信者グループのメンバー・スバルに”ガチ恋”していること…。本気でスバルと付き合いたいと願う雛姫に、ある日見知らぬアカウントからDMが届き、雛姫の人生は一変する――。
 
【書店員えい子のコメント】
昨年から人気のSNSをテーマにした作品。「配信者とファン」の設定に、若い世代からの注目が集まりそうな予感。
YoutuberやインスタグラマーといったSNSでの発信力が、急速に注目を集めるようになった昨今。
芸能人とは違う距離感・親しみやすさが人気となり、ファンの間では新たな応援の文化が発生しつつあります。
本作は、平凡な女子大生が配信者に魅了され、少しずつバランスを崩していく様子があまりにリアルで、SNSで大きく話題になっているシリーズです。
 
そもそも「配信者とそのファン」という設定のマンガは、まだまだかなり珍しい時代。かなり内情が細かく描かれているので、そういった世界をよく知らない読者でもわかりやすく読むことができます。
どうしても悪い印象を持たれがちな「ガチ恋」。しかし本作では、そういった「ガチ恋」のファンを否定するわけでも、擁護するわけでもありません。応援する側もされる側もそれぞれ「本当のファンとは何か」という答えを模索する様子が淡々と描かれているので、配信者のファンに限らず「何かを強く応援している人」にとっては、非常に考えさせられるテーマになっています。
最新シリーズではさらに新しい主人公が暴走し、目が離せない展開になっていきます。とどまるところを知らないSNS社会の「今」を知るために、ぜひ読んでおきたい作品です。
 
 
総合電子書籍ストアBookLive! は、“いつも心に、「マンガ部屋」を。”をコンセプトに、人生を豊かにする本との出会いと、心ゆくまで楽しむことができるサービスを今後も提供してまいります。

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【総合電子書籍ストア「BookLive!」概要】
「BookLive!」は、凸版印刷グループの総合電子書籍ストアです。2011年よりサービスを開始し、マンガ、書籍、ラノベ、雑誌など、国内最大級の品揃えを誇ります。読者の利便性を最優先に、いつでも、どこでも簡単に楽しめるサービスを提供しております。
 
●総合電子書籍ストア「BookLive!」https://booklive.jp/
●公式Twitter https://twitter.com/BookLive_PR
 
≪「使いやすい電子書籍ストア」No.1を獲得≫
2020年9月「電子書籍・電子コミックに関する調査」(実査委託先:ESP総研)において、「使いやすい電子書籍ストア」部門で第1位を獲得しました。
※2020年9月度調査/アンケート名称:電子書籍・電子コミックに関する調査/実査委託先:ESP総研
 
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【株式会社BookLiveについて】
BookLiveは、「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念とし、電子書籍ビジネスを担う企業として設立されました。読者の利便性を最優先に、「いつでも、どこでも、だれにでも、簡単に本が読める環境」の実現を目指し、事業を展開しています。また、設立以来、業界を牽引する様々な企業と連携し、新たなビジネスモデルを創出するなど、電子書籍の新たな可能性の探求を続けています。
URL: https://www.booklive.co.jp/

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